2024/9/23放送分
地元企業応援ラジオフレフレ天草 放送後記
いつもお聴きいただきありがとうございます。
今回184回目もスタジオから生放送でお届けいたしました。
『1967年2月11日生まれの57歳です。天草エアライン社長 山西 聡さん 』
1 業種と業態を教えてください。
天草エアラインは熊本都市圏と熊本県の主要都市間を90分で結ぶ90分構想のもと天草地域に設立されたエアラインであり、現在は天草と熊本、福岡、伊丹を結ぶ路線を運航しております。
運航する航空機は1機でみぞか号の愛称で親しんでいただいており、天草空港を中心に一日10便を運航しております。
2 自社の強みとセールスポイントついて
就航地である伊丹や福岡、熊本まで地上交通で移動する場合、相当な時間がかかってしまいますが、航空機をご利用いただくことで短時間での移動が可能になります。
また、就航地の空港から他の航空路線に乗り継ぎすることで、日本だけでなく海外まで経済や人的な交流の幅を広げることが可能になることが航空の強味だと考えております。
天草地域と国内、海外の皆さまが交流する天草の空の玄関口としての役割を果たし、地域の活性化、振興に貢献できればと考えております。
3 御社の今後について、事業展開(ビジョン)など
航空業界はコロナ禍において、お客様が蒸発するという未曽有の危機に見舞われました。
業界としてはこの影響からは徐々に立ち直りつつある一方で、アフターコロナの世界ではテレワークやWEB会議の浸透などの変化もあり、天草エアラインではまだまだコロナ前の水準に回復できておらず、厳しい状況が続いています。
また、コロナ以外でも、インバウンド旅客の活況や天草地域での人口減少や高齢化の進展といった変化も起きているため、これらの変化に応じた旅行プランや運賃設定などを行い、お客様のニーズを汲み取ることでコロナ前の水準にもどすべく様々な取り組みを進めているところです。
また、新たな取り組みとして、地域貢献の観点から赤潮被害を防止する研究への参加を開始しました。これは北海道大学と日本航空さんから打診をいただいたのですが、北海道の函館湾では赤潮被害が起きており、被害防止の研究のために航空機からの観測を開始されています。
この研究を促進するため、同様に赤潮被害が起きている有明海や八代海の上空を飛行する当社でも定点観測を行ってもらえないか?というものです。
この夏に観測のトライアルを実施しましたが、有効であることが確認されたため、今後北海道での観測が軌道にのれば、その後当社でも定点観測を開始する方向で検討を進めております。
4 天草について思うこと
私は広島出身で就職してからは関東が中心で途中名古屋と沖縄への転勤はありましたが、九州は初めてでしたので、天草への赴任を大変楽しみにしておりました。
天草で最初に思い浮かんだのは世界遺産に最近認定された場所だなぁということでした。実際に来てみると世界遺産もそうですが、古くから海洋交易などの拠点であったこともあり随所に歴史を感じますし、自然も海だけでなく倉岳からの眺望やイルカ、恐竜の化石など本当に魅力にあふれた場所だと思っています。
食事も海の幸は素晴らしいですね。お刺身も美味しいですが、季節によってワタリガニや岩ガキなど季節の旬の味を楽しませていただいております。3月に訪問した際に白魚が生きたままスーパーで売られていたのは本当に驚きました。こうした魅力を日本や海外の方にも感じていただけるよう私共の会社も貢献できればと考えております。
【座右の銘】
昨日よりは今日、今日よりは明日
もう10年以上前になりますが、初めて課長に昇進させていただき部下を持ったのですが、未経験分野でしかも半数近くが年上の即場だったこともあり、組織運営や業務における判断など何もかもが未熟で果たして自分に出来るのだろうかと大変悩みました。
その時、心の支えとしたのがこの言葉で、いきなり何もかもできるようにはならないので、周囲に支えてもらいながら、毎日少しづつでも進歩するのだという気持ちで自分に言い聞かせておりました。
【趣味・特技】
最近は数年前に沖縄に赴任している際に始めたゴルフです。腕前はお恥ずかしいレベルなのですが、コースをまわる気持ちよさにはまって楽しくラウンドしております。
また、関東にいる時は子供とサビキ釣りなどをやっていましたが、こちらは色々と釣れるようなので、もう少し落ち着いたらやってみようと考えています。
山西さんの楽しいお話、ありがとうございました。
これからもフレフレ天草を宜しくお願い致します。
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