2023/10/30放送分
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第138回目の放送が終わりました。
地元企業応援ラジオフレフレ天草 放送後記 いつもお聴きいただきありがとうございます。
138回目!!️ 今回もスタジオから生放送でお送りしました。 今回のゲストは、『天草市商工会 事務局長 大田安人 さん』です。 『大田安人さんは、1961年12月10日生まれの現在61歳』
1 業種、業態についてお話ください。
商工会は「商工会法(昭和35年法津第89号)に基づいて設立されている特別認可法人(全国に1643 熊本県49)
目的は「地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、あわせて社会一般の福祉の増進に資し、もって国民経済の健全な発展に寄与すること」と規定している。(定款第1条 目的)
この目的達成のため、国及び県の中小企業施策を基本に、地域中小企業の経営相談・指導、さらに地域経済全体の活性化を図るため様々な活動を行っている。
2 強みとセールスポイント
令和5年度の重点取組み(行きます 聞きます 提案します)
①【傾聴と対話】を重視した会員とコミュニケーション強化 (会員ニーズに合わせた巡回)
②アフターコロナ時代に対応するための各種セミナーの開催 (事業承継、事業計画策定、DXほか)
③法改正による変化に対応した各種セミナーの開催 (インボイス、電子帳簿保存)
3今後の取組、ビジョンなど
会員企業に合わせた支援方法で、企業の経営支援を伴走型で行います!
小規模事業者の財務及びサービス等の経営基盤を改善・強化し、経営リスクに対し強靱な事業継続の支援
小規模事業者の持続経営と自走化を促し、業種別・規模別などメリハリのある個別支援
創業・事業承継・事業再構築などの取り組み支援強化
観光資源及び1次産品などの地域資源を活用した新商品開発や販路開拓を支援
デジタル技術・システムを生かした社会や組織・ビジネスの仕組みを変革するDX推進の支援
(第3期 経営発達支援計画より)
4天草について
天草市の総合計画のキャッチフレーズに合併以来使用されている「日本の宝島・天草」に対し、「天草は本当に宝島なのか?」と疑問を抱いている市民が少なくないのではないか。
島に関しては、天草五橋が架かる前は離島で、本土へ交通手段は船であったし、地勢的にも大小120からなる島々であることには間違いない。
歴史的にも、縄文時代の遺跡や古墳も海岸に面して多く存在し、太古から人が住んでいたということは食べ物が豊富な島だったのだろう。
大航海時代には、キリスト教が伝来し、コレジヨ、活版印刷など南蛮文化で栄え、江戸時代の鎖国以降、天領となり外国船取り締まりを強化するため遠見番所が設けられた。島の特性で耕地が少ない分、干拓を進め、その技術は、長崎の外国人居留地の埋め立てに天草人が貢献している。
明治以降、島を飛び出し、夢とロマンを海外に求め、活躍した偉人も輩出した。天草の地名は「海部の民草」という説からも、島であるが故に海との関りは深く共存共栄してきた。
現代の天草は、過疎化、高齢化により人口減少に歯止めはかからず、経済規模も縮小し続けている現状である。
しかし、ポジティブに考えれば、年齢構成こそ違うものの人口は江戸時代に戻っただけ、鈴木代官が区割りした88ヶ町村は廃村することなく残っている。
これが天草の魅力だと言う人もいる。観光客など天草を訪れる人の多くから自然・歴史・文化・食・人情など天草の素晴らしさを語っていただく。現に毎年100人程の移住者がいることから、外部の人には宝島として映るのだろう。
天草が真の宝島になるためには、ずっと天草に住んでいる我々が、些細なことでもいいので、大事にしたい宝に気づき、磨き上げ、残していく行動が必要である。
近年、世界のあらゆる分野でSDGS、「持続可能な○○」がキーワードとなっている。天草の島民一人一人がそれぞれ大切にしたい宝を後世に伝えていくため「持続可能」を意識しながら、楽しく生き生きと暮らしていけば、「日本の宝島・天草」の実現に近づけるのではと思う。
私たち商工会も起業創業、事業継承、事業再構築など事業者への支援を通して「持続可能な天草経済」の形成に努力していきたい。
温故知新
「歴史は繰り返される」「歴史から学ぶ」とよく言われますが、時代は変わっても人の心は普遍的なものと思います。何かを解決したい時、先人たちの知恵がヒントを与えてくれる気がします。
【趣味・特技】
読書、テレビ鑑賞(歴史番組、韓国ドラマ、映画など録画したもの)、旅行(名所旧跡)
フレフレ天草をこれからも宜しくお願い致します。
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