2023/9/25放送分
アーカイブはこちら
第133回目の放送が終わりました。
地元企業応援ラジオ フレフレ天草放送後記
いつもお聴きいただきありがとうございます。
133回目今回もスタジオから生放送でお送りしました。
今回のゲストは『 苓北町町長 山﨑秀典さん』です。 1959年8月19日生まれ64歳です。
1 苓北町についてお話ください。(町の特色)
苓北町は天草下島の北西端に位置し、江戸時代の末期まで天草の政治、経済、文化の中心として繁栄した地であり、その象徴となるのが「富岡城」です。
昭和31年には雲仙天草国立公園として、更に西海岸の一部は全国に先駆け、海中公園として指定されるなど、風光明媚な町です。
戦国時代末期には、天草五人衆の一人である志岐氏(志岐麟泉)が天草地域においていち早くキリシタン文化を取り入れたこともあって、歴史遺産、文化遺産が数多く残る歴史の薫り豊かな町でもあります。
また、苓北町は九州電力苓北発電所(70万kw×2基)が立地する電力供給の町であり、熊本県内の電力需給の3分の2を賄っています。そして近年は、大型風力発電所の立地や大規模太陽光発電所の整備も計画されるなど「電気のふるさと」としての歩みを着実に進めています。
2 町長を目指されたきっかけ
私は苓北町で生まれ、地元で学び育ちました。
5人きょうだいの末っ子で姉4人ということもあり、家の跡継ぎとして、天草高校を卒業後、苓北町役場に奉職し、「苓北町のために少しでも役立ちたい」との想いから45年間行政運営に携わらせていただくとともに、青年団、PTA、消防団、郷土芸能保存会などの地域活動にも積極的に取り組んできました。
このような多くのコミュニティや地域行事に参画させていただく中で、様々なことを経験し、学び、そして成長させていただくことができました。
今回、長きにわたり町政運営に尽力された田嶋前町長の後継として、「苓北町のために役に立ちたい」この想いを未来へとつなぐまちづくりのために結集し、町民の皆様とともに取り組んでいきたいとの決意を固め町長選挙へ挑戦しました。
3 町長としての活動、今後の取組、ビジョンなど
「人口減少」「少子高齢化」が顕著となり、産業における担い手の不足や、地域コミュニティの衰退など、様々な課題に直面している中で、その地域が活性化し、発展していくためには、先ず、地域を支える人づくりが大切です。
このため『人が輝き 地域が輝く まちづくり』を政策方針に掲げ、
1.町の産業を担う人づくり
2.町の未来を担う人づくり
3.町を興す人づくり
を柱としながら、効果的な施策を実行していくことにより、町民お一人お一人が心豊かな生活を実感され、より一層住みよい苓北町となるよう、職員一丸となって誠心誠意取り組んでいます。
苓北町産業団体まちづくり懇談会の開催(R5.3.17)
地域づくり実践塾の開催
第1回R5.6.4
第2回R5.7.3
第3回R5.8.2
公園整備計画ワークショップ(子育て・防災機能)
第1回R5.7.23
第2回R5.8.17
4 苓北町について
天草地域においては、40年前位と比べると、道路整備や公共的施設、商業施設など徐々に整備され、生活環境もずいぶん充実してきたと思います。
最近では、今年2月に開通した天草未来大橋の完成も、その大きな成果の一つであります。
しかしながら、未だ天草地域は、熊本県下で唯一「熊本都市圏までの90分構想」が達成できていない地域ですので、引き続き天草2市1町並びに熊本市、宇土、宇城地域とも連携しながら早期完成へ向けた活動を推進していく必要があります。
5 天草について
全国的に人口減少・少子高齢化が進行していく中ではありますが、天草地域の大きな魅力である自然景観と農産物・海産物など他地域に負けない地域資源を活かしながら、観光産業をはじめとして交流人口の拡大や移住定住の促進を図っていく必要があります。
苓北町においても、地域を支える人づくりを重点課題として、人財を育て、自然景観や歴史遺産、そして新たなエネルギー資産なども活かしながら、行政、企業、産業団体、住民それぞれが連携しながら協働の町づくりを進め、「人が輝き 地域が輝く まちづくり」を目指していきます。
【座右の銘】
日々精進
「日進月歩」が理想ではありますが、私にはそれを支える英知(知性)や高い才能はないので、日々の努力を積み重ねる「日々精進」をモットーにこれからも1つ1つの課題に取り組んでいきます。
山崎町長の貴重なお話、ありがとうございました。
フレフレ天草をこれからも宜しくお願い致します。
Opmerkingen